ウッドＧｒの詳細

●路側部分や歩車道協会部分に使用できるウッドＧｒには、構造形式の違いによって「ウッドＧｒ」、「ウッドＧｒ－Ｐ型」の2種類があります。

●路側部分や歩車道協会部分に使用できるウッドＧｒには、施工する場所の違いによって、「土中用」、「構造物用」の2種類があります。

●「ウッドＧｒ」と「ウッドＧｒ－Ｐ型」では使用する「鉄筋コンクリート製支柱」の仕様が異なります。

●「ウッドＧｒ」では、支柱の下部から鉄筋が突き出した形状となっていて、土中用では鉄パイプを併用して施工します。

●「ウッドＧｒ－Ｐ」では、鉄パイプを使用することなく、すべて鉄筋コンクリート製の支柱を用いて施工します。

●車両用防護柵（ガードレール）には強度や設置する箇所に応じて、必要な種別が定められています。

●ウッドＧｒが対応可能な種別は以下の通りです。

●「ウッドＧｒ」はＣ種またはＢ種に対応可能です。

　（Ｃ種：上下ビームともにΦ180ｍｍ、Ｂ種：上ビームΦ200ｍｍ、下ビームΦ180ｍｍ）

　（Ｃ種用とＢ種用の支柱において、鉄筋量が異なります。）

●「ウッドＧｒ－Ｐ型」はＣ種に対応可能です。

防護柵の設置基準・同開設より抜粋

●「ウッドＧｒ」の支柱間隔（スパン）は、Ｃ種、Ｂ種ともに最大2ｍです。

●「ウッドＧｒ－Ｐ型」の支柱間隔（スパン）は通常2ｍですが、上下ビームの直径をΦ200ｍｍとすることで、最大3ｍとすることが可能です。

※ウッドビーム

　加圧式防腐・防蟻処理丸太　樹種：主にスギ、地域によってはカラマツ

※鉄筋コンクリート台座ブロックは、土中施工の時に使用します。

※鋼管は、土中用施工の時に使用し、使用区分に応じて長さが異なります。

※支柱の形状は同一ですが、種別によって鉄筋量が異なります。

（図面の拡大機能は現在調整中です）

※ウッドビーム

　加圧式防腐・防蟻処理丸太　樹種：主にスギ、地域によってはカラマツ

　支柱ピッチ2ｍまでの丸太直径：Φ180mm（上下とも）、支柱ピッチ2ｍを超えて3ｍまでの丸太直径：Φ200mm（上下とも）

※土中用、構造物用の支柱の違いは、地表面から出ない部分の長さのみです。

支柱間ピッチが2ｍ以下の場合でも3ｍ以下の場合でも同じ支柱を使用します。

（図面の拡大機能は現在調整中です）

●ウッドＧｒの構造図です。

●種別Ｃ種の場合には上下ともに直径Φ180ｍｍのビームを使用します。種別Ｂ種の場合には上にΦ200ｍｍのビームを使用します。

●断面図中の記号ＷＧｒ-Ｃ-2Ｂ、ＷＧｒ-Ｃ-2Ｅ、ＷＧｒ-Ｃｐ-2Ｅにおいて、ＷＧｒはウッドＧｒ、Ｃは種別Ｃ種、Ｃｐは歩車道境界用Ｃ種、2Ｂは構造物用2ｍピッチ、2Ｅは土中用2ｍピッチであることを表しています。

●断面図中の記号ＷＧｒ-Ｂ-2Ｂ、ＷＧｒ-Ｂ-2Ｅ、ＷＧｒ-Ｂｐ-2Ｅにおいて、ＷＧｒはウッドＧｒ、Ｂは種別Ｂ種、Ｂｐは歩車道境界用Ｂ種、2Ｂは構造物用2ｍピッチ、2Ｅは土中用2ｍピッチであることを表しています。

●ウッドＧｒ－Ｐ型の構造図です。

●支柱間隔２ｍ以下の場合には直径Φ180ｍｍのビームを使用します。

●断面図中の記号ＷＧｒｐ-Ｃ-2Ｅ、ＷＧｒｐ-Ｃ-2Ｂにおいて、ＷＧｒｐはウッドＧｒ－Ｐ型、Ｃは種別Ｃ種、Ｅは土中用2ｍピッチ、2Ｂは構造物用2ｍピッチであることを表しています。

●支柱間隔２ｍを超え３ｍ以下の場合には直径200ｍｍのビームを使用します。

●この場合の記号は、土中用：ＷＧｒｐ-Ｃ-3Ｅ、構造物用：ＷＧｒｐ-Ｃ-3Ｂとなります。

●上記断面図は種別Ｃの場合であって、種別Ｂの場合、支柱背面からビーム前面までの幅は上記寸法+20mmとなります。

ウッドＧｒ

ウッドＧｒ－Ｐ型